夜明けのハミング

成人発達障害、睡眠障害、愛着障害、複雑性PTSD、低血糖症――らとつきあいながらの半世紀。絵を描いたり歌ったりしながら、ゆるゆる生きる。どこまで健全に近づけるだろう?

愛着障害・アダルトチルドレンとスピリチュアル

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愛着障害アダルトチルドレンって、同義語じゃないかと思うけれど、要は「機能不全家族」と呼ばれる、あまり(かなり)安心感のない家庭出身の人々と、巷に当たり前にはびこっているスピリチュアル業界(スピ界と呼ぶことに)との密接なつながりは、あまり言われていないのかもしれないな。

宗教とスピ界も密接で親戚みたいな感じだけど、カルト教団ではない、伝統的宗教はとりあえず信者さんとなって本人が幸せならいいかな、と思いますが・・・。(実態は大差ないところもあったり・・・)

自慢でもないですが、一通りくぐったと自覚しております。

で、今、スピから距離を置いて冷静に検証してみたいと思うようになりました。

 

スピの完全否定というわけではないのだけれど、見えない世界、感じるだけの世界って、当然のようにアート界とは感覚的に密接で、体質的にどうしても近くなる。霊媒体質とでも言うんでしょうか?

多分、モーツァルトとか、偉大なアーティストは、たとえ私生活や性格に問題があったとしても、天からの啓示みたいなものが降りて創作していたことは間違いないと思う。

ただ、そういう、純粋に「感じるだけ」の世界と、「スピ業界」は分けて考えるべきだと思う。

スピにはまりやすい人の特徴、とか色々書かれているけれど、何かしら不安があったり、入り込まれるスキがあるとか、高年齢・独身女性(既婚者でも女性の方がはまりやすいとか)、色々諸説あります。

(なんか、どれも自分にあてはまりますが・・・(-_-;))

そして、残念な毒親さんと呼ばれる親をもつ人々は、とりわけこの世界にはまる素養満載かと思われます。そりゃそうです。

生まれた家は宇宙で、親は神様みたいなもんです。特に幼児期は。

その神や宇宙が信じらなければ、死を意味するほど深刻なことです。その家での洗脳、というものは、どんなに理想的な家であっても、いい意味での刷りこみもあるだろうし、とても残念な洗脳もある・・・。

家を物理的に出ることは重要ですが、だからと言って、生まれてからしみこんだ洗脳は簡単に消えてくれません。7歳までは、すべて無意識にインストールされると言われています。

ものごとの捉え方・セルフイメージ・考え方の癖・残念な親から受け継いでしまいコピーされている部分・・・

親はあてにならず、確かなバックボーンがない。某お味噌汁のコマーシャルのように?(知ってる人は立派な中高年)「おかあさーん!!」と叫び心のよりどころ、とする対象がない。受け皿がないのです。

このまま生きるのは、かなりの苦痛であります。

すると、あらたな洗脳で上書きしたい・されたい、という無意識の衝動は、自然な成り行きのような気もします。

ここで、伝統的宗教や、あやしい宗教にいく場合もあるでしょう。

キリスト教の場合、スピ界につながる「選民意識」が大きいので、そこが体質に合わない人もいるでしょう。)

私もあれこれかじり、広く浅く知っております。。

 

そして、スピは宗教じゃない、という設定で、現代の人々に受け入れられやすく、日常あらゆるところから情報が入りやすくもなっています。

耳触りはがよく、癒される気がする。本来の親はアテにならず、自分を受け入れてくれ特別な存在感ももてる、これこそ本当に頼れる世界だ。暗闇に光がさす。しかも、自分の頭で深く考えたりしなくていい。目の前の現実は、魅力ないし。

 

かつて、私が20代の頃、それはそれは、周囲は見事にスピ族だらけでした。縁が出来た人々の大半がACとか愛着障害とか、毒親育ちとか、そういう人々であふれていた、ということだろうけれど、それにしてもネットもない時代、皆さん本当に伝染していたものです。

アセンションとかいう言葉はまだ当時は聞いていなかったような気はするけれど(若かった私はかなりうとかったので、ちゃんと聞いていなかっただけかも)、スピではなく「精神世界」と呼ばれ、誰それのチャネリングなんて話は日常語。エネルギーやオーラとかの用語は当たり前。すぐに前世が出てくる。

そのテの本を読み(確かアメリカの女優さん、シャーリー・マクレーンさんの本は当時読んだ記憶がある)、その後もう少し経つと、バシャールとかサイババとかの名前をよく聞くようになり。インドの聖人を訪ねる人とか。聖人来日イベントにはしっかり参加してるとか。

その世界の住民は、当然「選民意識」のなかにいるので、若かった当時、まだ無知な私は見下されておりました。(これは、教会のなかでも完全クリスチャンの方々からもうかがえる傾向でした。)

 

そして、この世界は、スピ・ビジネスとなっているので、大金がセットになっているものです。はじめだけは言葉やさしく、「そのままのあなたでいいんですよ」と気分良くしてくれますが、浄化するためとか、霊性を上げるため、とかの金額がハンパない。

こういう組織は、自己啓発団体やネットワークビジネスとも類似というか、同じ匂いの世界と思われます。

教祖なり誰かから、優しくされる。自分を認められる。親が与えてくれなかった栄養をもらえる。「本当の自分」とやらを見いだし「愛」とやらまで与えられる(気がする)。

飢え、乾いた、心の土壌に水をくれ花咲かせてくれる(気がする)。

一般的な心の健康な親ごさんのもとで育った人々は、そんなにこの世界を必要としないで、まっとうに生きて生きやすいと思うのですが(勿論、完璧な親はいない、という前提はあっても)、土台――緩い地盤に家を無理やり建てているかのような人々に、スピを全くくぐらず生きる、緩い地盤を建て直す、というのは、なかなか本当~~に難しく、見事に再生できる人は稀ではないでしょうか。

グルと呼ばれる世界の師の教えなどと適度に上手くつきあいながら、潜在意識を変えていけるなら良いと思います。

けれど、スピ界でよく言われる、「起こる現実はすべて自己責任、自分が創っている」という教えなので、どうかするととんでもなくストイックになりがちになってしまいそう。

ここが毒親育ちさん、ACさん達は、特に注意が必要かと思う。

誰かの機嫌が悪いことも、天災や事故も、社会の仕組みに関わることも、全部まるまる自己責任くらいに思いこんでしまいがち。

大体、機能不全家族というものは、自他の境界がとてもあいまいな世界で、お互い侵入しあって当たり前だったはずなので、しっかりと意識して線引きをしなければいけないところ、よけいにそれが出来なくなりがちになってしまう。

毒親さんというのは、子供を独立した人格ではなく、自分の所有物、または永遠の胎児のような感覚の場合が多いようなので・・・)

 

それに選民意識が強すぎて、多分自覚ないうちに、傲慢ですごい自己中ということにとてもなりやすい。私もそうかもしれない。

目覚めていない?一般庶民と違い、意識高い選ばれた人々は、普通ならたとえ心で思っても、一般常識で口にしないだろうことも、相手を目の前にバンバン言えたりします。

ともすると、とてもバランスを崩しやすい危険と隣り合わせでは。

昔から、ポロっと本音で「自然にこだわりすぎる人ほど、性格が不自然」と口にして、思いのほか賛同を得ていたことがあるけれど、どっぷり自然派もちょっと同様な危うさを感じるのですが。スピともつながりやすい。

過去の周囲の人々や、専門家と称する、疑問の多いスピ族に囲まれていた、ということは、自分がそのレベルだった、ということだと思うので、改めて言語化して、戒めてみたいと思ったのでした。

いい意味で、100%ハマり込めて信じ込めれば、幸せかと思う。それでふっきれて、再生され仲間もでき、ビジネスとしても成功している人々が多くいるのだから。

あまりにもアマノジャクで、どの世界に入りかけても疑りだしてしまう自分が、ちょっと悲しいかもしれない。。

ただ、漠然とカミサマというか、人知を超えた絶対の存在、というものは肌で?感覚で信じていますけれど。

 

長文おつきあいくださり、ありがとうございました。

 

 

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